龍安寺の石庭
2009年 07月 28日
京都龍安寺(りょうあんじ)にいってきました(^^)
大河ドラマ『花の乱』で細川勝元(野村萬斎)が
息子、聡明丸に石庭の15の石の話をするシーンがあるのですが
それを見て、是非行ってみたい!と思っていたのですが
ようやく見ることができました。
※細川勝元は1467年、応仁の乱の東軍の大将です。
昔、この年号を「人の世よ空しい応仁の乱」というふうに覚えたました(^^)
静かに石庭を眺めている人たち。
世界遺産だけあって外国の人たちが多かったです。
なんとなく「綾鷹」(あやたか)というお茶のCMを思いだしました。
真田広之が「にごり」と言うのですが、
外国の女性の人はうまく発音できず「にこり」となってしまう。
なんとなく、そんなCMみたいな感じ?でした。
すごく落ち着いた気分になります。
当日は雨が降っていたのですが、その感じがまた雰囲気があって素敵でした。
夏の雨は風情があって好きです♪
ただ現在、龍安寺は屋根の葺き替えの為工事中ですので
石庭を見ることはできるのですが、周りに工事シートがしてあったりと
少し景観をそこなう部分がありますので一番いい状態で見たい方は
来年2月25日以降の良い季節(秋や春)をお勧めします。
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この龍安寺にある枯山水の石庭(方丈石庭)の置石の数は15あるのですが
どこから見ても15に見えない工夫がされているそうです。
この庭は禅の境地がこめられて造られたのですが
その解釈は人それぞれで、
はっきりとした答えがないそうです。
その解釈の1つで面白いな~と最近思ったのが
前述でも書きました大河ドラマ『花の乱』で細川勝元が息子、聡明丸に話したものです。
以下、大河ドラマ『花の乱-26話 勝元暗殺』より
※野村萬斎さんの声でイメージしてください。
勝元 「よく見よ。ところどころに大小の庭石が点在しているのが分かるだろう。」
聡明丸 「はい。」
勝元 「いくつあるか数えてみよ。」
聡明丸 「14コあります!」
勝元 「此方の眼で14個に見えたのは正しい。」
「しかし、本当には石の数は15あるのだ。」
「15の石をわざと14にしか見えぬように配置してあるのだ。」
「その訳は何故だと思う?」
聡明丸 「何故でございますか?」
勝元 「そもそも天文道では満月を15夜の月と称するごとく、
15という数は全てが満ち満ちて完全なるものを意味するのだ。」
「ただし、我ら人間は未だ完全なるものを知らぬ。」
「15の石を14にしか見えないように配したのも、
己が目で見えるだけが全てでないことを。
どこかに必ず見えないものがあることを。
忘れまじという、亡き師の教えに従ごうたものだ。」
by hayagumo
| 2009-07-28 19:47
| 旅行